一人暮らしでもそこそこ料理をする私が、ストウブ鍋 ピコ ココット ラウンド 22cmを使用した感想を不便に感じる点も混じえながら述べてゆきます。
他には無い魅力
1.本体 & 蓋の重さ・分厚さ
温度を一定に保ちやすく食材を入れても温度変化が緩やかなので煮込みだけでなく、焼き、揚げ物も美味しくできます。また鍋のままテーブルに出せば長時間料理が温かいまま楽しめます。揚げ物に向いているのは買ってから知ったのですが、食材投入で温度が下がらずカラッと仕上がり嬉しい誤算でした。
2.独特な蓋

ピコという無数の突起から旨味が降り注ぐ…その名も『アロマ・レイン』!!の効果もあると思いますが、かなりの重さなので圧力鍋的な効果で旨味が出やすいと思います。
3.内側のザラザラ
内側全体が細かな凹凸でザラザラしています。これにより食材との接地面積が小さくなり焦げ付きにくくなっています。焼き料理では余分な油も出ていると思います。
5.ホーロー加工
外側のホーロー加工が他より厚く、艶感がすごいです。汚れや匂いも付きにくく、新品の輝きを2年経った今でも保ち続けてくれています。
種類
ピコ・ココットにはラウンドとオーバルという2つの型があります。
ラウンド:深底・丸型で火と同じ形なので均一に熱が入る
オーバル:浅底・楕円型で魚丸ごとなど長い食材がそのまま入る。炊飯には不向き
最初の1台なら、炊飯・揚げ物など色々な料理に使えるラウンドで間違いないと思います。
大きさ
直径10cmから34cmまで、2cm刻みのラインナップ
公式のオススメはラウンドなら20・22cm、オーバルなら23・27cm
不便に感じる点
1.なんといっても重い
これは良さを生み出すために仕方のないことなのですが…片手で持つのは厳しいと思います。私はそれなりに力のある方ですが、中身の入った状態で片手持ちをすると手首を痛めそうになります。
2.底が滑る
IH対応でホーロー仕上のため底がスベスベです。コンロの五徳との相性にもよるでしょうが、食材を混ぜる際に一緒に鍋も動いてしまうことがあります。私はスパイスカレーをよく作るのですが、多量の玉ねぎみじん切りを飴色になるまで炒める時煩わしく感じることがあります。
3.持つところが熱い
オーブンにも対応しているので仕方ないのですが、蓋のツマミや鍋の取手が熱々になります。炒めものをする際に底が滑るので手で支えてなければいけないのですが、鍋つかみや厚手のタオルなど用意する手間があります。
一人暮らしに22cmはどうか
カレーやシチューなら、ルー多めで6食分くらい、
肉じゃがなら、小鉢で12食分くらい、
ご飯なら茶碗9杯分くらい作れます。
率直な感想としては、
一人暮らしの私にはちょっとだけデカすぎたかなぁ…
です。
(昼食を職場で頼むのでストックがあまり減らないこともあります)
もしもタイムマシンがあるのなら20cmを買うでしょう。
ただ、大きめの鍋で沢山の量を作った方が美味しくできますし、
大きな塊肉の調理や友人が遊びに来た時など
22cmでよかったと思えることも多々あります。
最も理想的な持ち方は、16cm程度を追加購入して2個持ち!
というのが、生活スタイルの変化にも対応できるベストな選択ですね。
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